お久しぶりです。
長らく書き込みをしていませんでしたが、元気に過ごしています。
実は、昨年の秋から、仕事の内容が少し変わったり引越しをしたりで、あわただしいことが続いています。仕事については、充実してきているのですが、それはまたお知らせするとして、今日は夏休みの思い出について。
先週で長い夏休みが終わり、すりや家の子供たちも2学期に突入しました。
夏休みの間は、ママがいろいろ計画してくれていましたが、中でも、お泊りつきで山登りに行ったことが一番の大きなイベントでした。昨年も同じ山に行ったのですが、一日目に麓の宿で泊まり、二日目の朝から山に登ります。といっても、頂上近くまで車で行けるようになっていて、最後の100mくらいを歩いて登るので、大人にとっては楽々です。ただし、子供にとっては、立派な「山登り」で、頂上に到着すると大喜びでした。
同じ山に登ると、昨年からの成長ぶりが感じられます。
上の二人は、去年は下り道で声援が必要でしたが、今年は黙々と歩いて歩ききりました。末子は、昨年はオールおんぶでしたが、今年は頂上付近のいい道のところは一人で歩きました。(その後、疲れて抱っこに。そのままお昼寝タイムに突入し、すりやは抱っこで下り道を歩き、結構大変でした...)

頂上のお花畑を進む子供たち。みんな昨年から成長しました。
すりやは、昨年の経験から義手をつけずに登ってみました。山登りでは義手はほとんど使わなかったこと(≒余計な荷物を持って登るようなもの)、そして、暑さ対策のためです。
標高1,300m以上なので、気温は低いのですが日差しはきつく、木陰もないため、山の上は案外暑いのです。義手は、ベルトで背負うように体につけていますから、背中の上半分(肩甲骨あたり)と両脇はとても暑くて、普段でも汗びっしょりになります。そんなわけで、今年は身軽に行ってみよう、と思ったのです。実は、山登りだけでなく、前日の宿滞在中、そして宿近くの川遊びも含め、運転以外はほとんど義手なしで通しました(運転は、「義手をつけること」が条件になっているためはずせません)。
思ったとおり、いつもより汗をかかず、快適でした。ただ、後からちょっと困ったことが起こりました。
「夏休みの思い出を新聞にする」という子供の宿題で、頂上で撮ってもらった記念写真を使いたかったそうなのですが、「父ちゃんの片腕がないのはちょっとね~」ということになって(親側の判断です)、使える写真が一気に減ってしまったのです。子供たちにはちょっぴり悪い子としたかな、とも思いつつ、必要性が低いときは義手をつけないのも選択肢の一つだな、と思いました。

おまけ。今回の旅で富三郎(能動義手)唯一の見せ場、宿の夕食。ナイフとフォークも慣れてきました。