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2010年3月 4日 (木)

能動義手「富三郎」①

右手(義手)の調子が悪くなりそうな気配がしたので、 義手屋さんに連絡して、調子を見ていただきに行ってきました。 まだ大丈夫そうだけど、早めに手を打っておこうということで、部品(ワイヤー)を交換してもらいました。

すりやの右手は、いくつかあります。
今回修理してもらったのは、「富三郎」、すりやにとって初めての「能動義手」です。 右手兄弟の中では一番年下ですが、現在、連日連投のエースです。

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肩口についたベルトでリュックサックのようにしょって、 このベルトを背中や肩で引張って動かします(わかりにくいな~)。 「どうやって動かしてるの?」と聞かれることがありますが、 書くとこれだけになってしまいます。 でも、これができるようになるのに数ヶ月かけて練習をするので、 言葉では説明しきれない何かがあるのかも知れません。
動くのは、肘の“曲げ伸ばし”“回転”、手首の“回転” “屈曲”、 そして先っぽについたフックの“開閉”。 さっきのベルトを使って動かすのは、肘の曲げ伸ばしとフックの開閉で、 その他は左手で持って動かします。

作業療法士のOT.Tommyに教えてもらいながらいろいろ試し、 製作段階では、義手屋さん(義肢装具士さん)にいろいろとお願いをしました。
理学療法でお世話になったPT.Michaelからは、 「一本しかないのに、よくカスタムする気になるねぇ」って呆れられていましたが、 すりやにとって初めての義手であると同時に、じっくり時間をかけて考えたり試したりできるチャンスは今回しかないと思って、 希望はすべて伝えて、概ねかなえていただきました。

気に入っているのは、手首に当たる部分から先が交換できること。 写真の“フック”という細かい作業向きの手と、 本当に手の形をした“装飾ハンド”を用意してもらっています。
仕事のとき、何か作業するときは“フック”、お出かけのときは“装飾ハンド”と 場合に応じて、交換・使い分けることができます。 富三郎一本で“二度おいしい”のです。
あと、手首をグルグル回せるのもお気に入りです。 フックでなにかを持っているとき、 持つ向きは大切で、 左手が作業しやすい向きに持っていけるのはうれしいですね。 装飾ハンドのときにも、歩くとき、座って足の上で手を組んで“休め”のとき、 それぞれ心地いい手の向きが違うので、カチャカチャ回して好みの位置に調節しています。

富三郎と出会うまでも、家でも会社でもそれなりに生活できていたので、期待はしながらも、どれほど役立つものか、半信半疑でした(日本では、義手を使われている方は少数派だとも聞いていたので)。
でも、使い始めてみると…めちゃくちゃ便利です!
いまは、こいつなしの生活は考えられません。そういったことから、能動義手の訓練をするチャンスをくれた方、何とか使える状態まで育ててくださった病院の先生、スタッフの皆さんには大感謝です。

<追記>
「能動義手の操作法」動画を公開しました。よろしければご覧ください。
「能動義手の操作法(にわかレフティ2011.5.25)」→

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コメント

エクセレント~!
素晴らしい能動義手の説明です。
義手に「富三郎」と名前を着けているんですね!
私も筋電・能動を合わせて、7本の義手を持っていますが、お気に入りには名前をつけようかなぁ~と思いました。
OT.Tommyとは誰なのか気になります。

投稿: ま~ | 2010年3月 5日 (金) 10時06分

大先輩に褒めていただき光栄です~。

うちは、いろんなものに名前を付けるのが流行ってまして。
先日やってきた食洗機は「食器ちゃん」と呼ばれていたりとか。

それにしても、義手を7本もお持ちとは!
名付け親としては、思う存分力をふるえますね。
よい名前を考えてあげてください。

投稿: すりや | 2010年3月 7日 (日) 11時59分

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