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2010年12月11日 (土)

見た目を気にして 2010 ①

片腕になってからいくつかの目標を持って今までやってきました。日常生活に戻ること、新しい手(義手)を自分のものにすること、楽しいこともできるようになること、などなど。
いろんな体験をしながら、考えてきたことを書き出してみました。
これからも考え続けていくであろう気長に取り組むテーマですが、一年半程でたどり着いた”今の思い“をご紹介です。
ちょっと分量が多いので、5回に分けてお届けします。


1.興味を惹かせない、見せない効果


夏、半袖を着ていた期間、義手には腕カバーをして出歩いていました。腕カバーしている時点で、「おや、どうしたの?」という注目はありますが、それくらいです。
当初、女性が使われる日よけのアームカバーくらいに見られると思っていましたが、片手だけということでやや違和感があるのかもしれません。
腕カバーは着けっぱなしですが、手先はフックだったり装飾ハンドだったりまちまちです。装飾ハンドのときは、「アームカバーしてますっ」て感じに見えてるかなと思います。
フックのときはグローブ(ゴルフ用)をつけているので、右手は白っぽくなります。自分で見ていて、ここまで形が見えていると、あんまり隠しているって感じでもないなぁ、いっそ、カバーがなくても大して変わらないんじゃないの?と思いつつあります。そのうち、義手をさらして出歩くようになるかもしれませんね。

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ただ、“敢えて見せないことで得られる効果”もあると思うのです。
見る人は、見えない部分を自分の常識の中で想像します。一般的には、手は二つあるものと思われていますから、腕カバーの中は、なにか事情があるにせよ生身の腕が入っていると思うでしょう。
実際に見るのと、見えないものを想像することはずいぶん違うと思います。腕がない姿は、
怪我をするまでは、すりやも想像したことがありませんでした(普通、そうですよね)。だから、周りの人には、想像の中にとどまっていて欲しいのです。「あいつは腕がないんだけど、こんな感じなのかな?」って。
実際に見てしまうと、それは疑いようのない現実になります。現実を認めてそれを乗越える(どう対応していくか)ことは、本人にとっては、新たなスタートを切るために必要なことだと思いますが、周りの人にはさほど必要なことではないのです。

(つづく)

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