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2011年2月10日 (木)

信じるものは救われる

前回は、シャンプー話が長くなっちゃいましたが、本題の“不思議な経験”です。

集中治療室中盤戦のある日、心拍数が140くらいになったまましばらく下がらなくなっちゃったことがありました。行進曲がM.M.=120で、それ以上ってことは結構速いよな、などと思っていたら、だんだん気になってきて、別のことを考えようと思っても余計気になるのです。そうこうしているうちに150近くなって、何だか苦しい感じが...
走ってるときなら、走るのをやめたら落ち着きますが、こんな寝てるときってこれ以上どうラクにしたらいいの?

ややパニックになりかけていたときに、回診の先生が来てくださったので、「脈が速くて苦しいのですが、どうしたらよいでしょうか?」と聞きました。
先生は、何かの薬の指示を出され、そのあとにマリア様のように優しく話してくださいました。
「気分を楽にして、治療の経過はあまり気にしないようにしましょう。みんな、あなたの体がよくなるように考えて、力を合わせていますから。みんなで助けますから、なんでも言ってくださいね。」
(クリスチャンではありませんが、なんだか“マリア様”って感じがしたんです、そのときは。女医さんでしたし、ちなみにお綺麗な方でした。)

そうしたら、なんと、苦しかった動悸が和らいで楽になってきたのです!
確か、薬を投与される前です。つまり、言葉だけで症状が改善したのです!!
実際には、脈拍は依然140overでしたが、間違いなく体は楽になりました。
その後、ピッピとうるさい心拍数モニターの音を消してもらい、薬も効いたのか、程なく本当に脈は落ち着いたのですが、先生の優しい言葉って、あんなに効果があるのですね。

言葉がなくとも伝わってくる気持ちもあります。先ほどのマリア様先生とは違う、外科の主治医先生です。本当に昼夜分かたず診てくださり、これはと思ったらすぐに手を打つ(手術含む)という感じで、この先生はいったいいつ休まれているのだろう、と思いました。
そんな手厚い治療に加えて、回診や処置のあとにニッコリと微笑んでくださる笑顔が、「この先生が何とかしてくださる」という安心感を与えてくれるのです。
オーラというのでしょうか。
この外科医先生の言葉は、いつも「痛みますか?」の一言だけなのですが、大きな信頼感がある方でした。

マリア様先生と外科医先生、タイプは違いますが、すりやの気持ちを落ち着かせて、治療のために力を発揮できるような環境をつくってくださったのです。

「病は気から」の反対なのかな?
お医者さんでも看護師さんでも、その方を信じることで、治療がスタートするような気がします。

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