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2011年2月 8日 (火)

いのちの対話-医者と患者の絆

ピアニストの舘野泉さんが参加された対談をまとめたもの。
日野原先生、鎌田先生は、本屋で名前をよく見かける有名なお医者さんです。よい医療(手当て)のためには、医療スタッフと患者の信頼関係、十分な意思疎通が不可欠、と語られています。

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そういえば、すりやも入院初期に不思議な経験をしました。怪我をして最初にお世話になった病院でのことです。
大病院でしたが、そこは外国、どんなことされるのか結構心配です。
(注:すりやは外国で怪我しました)
なにせ、それまでのちょっとした風邪とはわけが違うディープな治療の連続で、注射など、直接体に入っていきますからやはり怖かったです。カルシウム注射というのを生まれて初めてやられたんですが、ジュッと体が熱くなるんですね。今まで注射で体が熱くなることなんてなかったので、「何かへんなもの体に入れたんじゃないの!?」とめちゃくちゃ不安です。最初は、そんなことばかり。
言葉もよくわからないし、文化・習慣が違うので“何されるか分からない”という警戒がありました。そんな状態ですから、協力的な雰囲気はなかなか生まれませんでした。
今から思えば、「外国だから」ということより、集中治療室という非日常的な空間にビビッていたのかもしれません。

ところが、何かをきっかけに感謝の気持ちが出てきて、「ありがとう」と言うようになったとき、一気に雰囲気が変わりました。体を拭いてもらっていたときだったと思います。自分が「ありがとう」と思えるようになり、「何されるか分からない」のが「私のためにいろいろ手を尽くしてくれている」と感じるように変わったのです。
すると不思議なもので、病院スタッフもちょっとした作業のときなどににこやかに話しかけてくれたり、なんだか楽しい雰囲気になってきました。

そういえば、ベッドに寝たままでシャンプーをしてもらったことがありました。
あのシャンプーは最高に気持ちよかった。
右腕をあきらめる2,3日前だったと思います。
手を尽くしてもらいながらも事態は好転せず、ムードも下がり調子だったときで、加えて、頭がものすごく痒くて、いろいろ落ち着いたら丸坊主にしようかと思うくらい不快だったんです。痒いけど自分で触れないし、「痒い」ってなんて言うのかわからない、それより、頭が痒いなんてこと、この一大事の最中に言いづらいなぁ...
という小さな葛藤があってなかなか言えなかったのです。そんなときに、体を拭いてくれる看護師さんが、「シャンプーする?」と言ってくれたのです!
自分としては気分を新たにしてもらえた会心のシャンプーでした。おかげさまで気分爽快、再び治療に専念できた(?)ことは、言うまでもありません。

自分のためを思って働きかけてくれても、自分に受け入れる気持ちがなければその恩恵は半分以下になってしまいかねません。反対に気持ちが通じていれば(受け入れる気持ちがあれば)、何倍もの効果を得られることもあるのですね。

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