« 入学式 | トップページ | お見舞いで思ったこと »

2013年4月23日 (火)

お祖父さんとのお別れ

お祖父さんが亡くなりました。
お葬式なども終わり、生活は落ち着いてきましたが、未だに実感は湧きません。
知らせを受けたときに、実家に向かう電車の中で書いたメモです。

-----------
お祖父さんが死んだそうだ。いま、出張二日目をキャンセルして実家に向かっている(連絡を受けたのは早朝で、泊まりの出張で宿で寝ているときでした)。
死んでしまったら話もできないし、会って様子をうかがう必要もない。なのに、駆けつけようとしている。
なぜだろう?
入院期間の最後の方も、気がついているかどうか分からなかったり、意識がないと聞いていても、会いに行こうとしていた。
会ったとして、何がどうなるのだろう?
自分の目で様子を確かめたいから?
家族に対するパフォーマンス?
お祖父さんのため?
いったい何が待ち受けているのか?

おそらく、
少なくとも自分の気が済むことにはつながるのだろう。
できるだけのことはした、と。

名古屋で、お祖父さんが好きなあんこを使ったお菓子「赤福」を買った。お土産として。
もう、死んでしまって食べられないのに...
最後の二カ月ほどは食べることもできなかったし、大好きなまんじゅうやお菓子については、数年間、食べることを止められて我慢していた。
死んで、体の不自由から解放されたら、我慢していたことも好きにできるようになるかという気もする。
-----------

地元の駅に着くと、「御座候(ござそうろう)」(大判焼きというのが一般的でしょうか)を買いました。店先でくるっと回しながら焼いていたからか、お祖父さんは「回転焼き」と呼んでいたな、などと思いながら、私鉄に乗りかえたところでお腹が空いてきて、二つ買ったうちの一つを食べてしまいました(祖父ちゃん、ゴメン。赤福もあるから許して)。
実家に到着するとお祖父さんが寝かせられていました。枕元に「赤福」と「回転焼き」をひとつだけ置きました。
「お土産買ってきたよ」と話しかけたとたんに、涙がポロポロこぼれました。

|

« 入学式 | トップページ | お見舞いで思ったこと »

日常から」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/544121/57222151

この記事へのトラックバック一覧です: お祖父さんとのお別れ:

« 入学式 | トップページ | お見舞いで思ったこと »