お役立ちグッズ

2012年1月25日 (水)

ボタンエイド

すりや地方でも雪がちらつくようになりました。冬は、長袖、重ね着の毎日。長袖を着るようになると登場するのが「ボタンエイド」。以前、義手を使って袖のボタンを留めることを練習していましたが、ここのところ、ボタンエイドばかりです。断然、ラクですから。まさに「自助具」。なんせ毎日のことなので、楽させてください。
去年は、子供たち、とっても興味を持って「留めてあげるよ」と進んでお手伝いしてくれました。ところが、先日の朝、ボタンエイドが見当たらず、ボタンが留められないので「ちょっとボタン留めてくれないかな」と子供に頼んだら、断られてしまいました。
「アレ(=ボタンエイド)でとめたらいいじゃん」と一言...かつては、頼みもしないのにお茶碗を押さえてくれたりしていたのに、ずいぶんな変わりようです。
子供も、ある程度慣れてきたってことかしら?

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ボタンエイド。
先端は糸通しのような形になっています。
使っている様子はこちら(最後のほうです)→

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2011年2月19日 (土)

水道の蛇口

水道のノブっていろんなタイプがありますよね。すりや家は、手で握れるくらいの丸い握りを回すタイプです。子供達に、自分で手を洗えるようにさせようとすると、まだ背が小さいので、蛇口まで手が届きません。
そこで、柄を左右に動かすタイプをホームセンターで買ってきて取り替えました(500円くらい)。

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少しですが取っ手が手前にくることで、子供たちも自分で水道を出したり止めたりできるようになりました。てこの原理で、小さな力でもしっかりしめられるようです。
おまけに、すりやも、義手でレバーを押すだけで水道を出したりとめたりすることができるようになりました。

能動義手は、摘むことはできても握ることはできません。そして、まわす、ひねるといった動きは指と手首がお仕事をするので義手では、結構難しいのかな、と思います。

ちなみに、歯磨きのときなどは、歯ブラシを持った手の甲で押すだけでも水道をとめたりできて、これも便利です。
そんな状況なので、押すだけで操作できるというのは、届かないところにあるものを、引き寄せてもらえたような感じがします。

子供のためでもあり、すりやのためでもあり、気づかずに使いはじめたものが意外な形で役立っています。
そういえば、義手の訓練でお世話になった病院の水道も、このタイプでした(しかも、もっと柄の長い省力タイプ)。
何気なく使っていましたが、いろいろ考えられているのですね。

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2011年1月 9日 (日)

コルクマット

すりや家には、コルクマットが敷いてあります。ジグソーパズルのように組み合わせていくもので、通販で購入したと思います。

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もともと、子供が産まれたときに、

・転んでも怪我しにくいように
・汚しても部分的に洗ったり取り替えたりできるように

と思ってカーペットから切り替えたものですが、近頃は、すりやのために役立っています。
ジャムの瓶を開けるとき、足で瓶をはさむのですが、靴下を履いていると滑ってうまく開けられません。そこで、瓶を上から押さえつけるようにして手のひらで押し回しするのです。コルクが滑り止めになって、片手で瓶の蓋を開けることができます。

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手で“押して”“回す”

我が家の中だけで使える技。

たまたま身近にあったから何気なくできるようになりましたが、環境を整えれば、一人でできることを増やせる可能性があるな、と思った出来事です。

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2010年12月 1日 (水)

名刺入れ

仕事で名刺交換する機会は必ずやってくると思い、義手の訓練中にも作業療法士さんに相手になっていただいてすこし練習していました。そして退院後、名詞の出し入れを片手でできるようにしようと思ってこれを購入しました。

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片手で名詞を取り出せる名刺入れです。
トランプを配るときのように親指を使って名詞を滑り出させます。これでバッチリ、片手でスムーズな名刺交換ができる、と思いましたが、やってみると、想像とはちょっと違うことが分かってきました。
実は、実際の名刺交換では、名詞の出し入れよりも名詞をやりとりするときの方が大変なんですね。相手の名刺を受け取ることができるのは左手(本物)だけなので、先に自分の名刺を受け取っていただかないと相手の名詞をいただくことができません。複数の方とご挨拶するときは、先にもらった名刺もあるので、さらに大変です。
今は、自分の名詞入れもいただいた相手の名詞も傍らの机の上に置いて、一枚ずつやり取りしています。そして、受け渡しの時には、右手(=義手)を添えながら
片手で失礼します
というスタイルが出来上がってきました。こうすると、スムーズではないけれど受け渡しに集中していていろいろなものを持ちながらよりも、かえって丁寧かもしれません。

そんなわけで、片手で出せる名刺入れが真価を発揮することはなくなりました。でも、せっかく買ったので使い続けようと思っていましたが、新たな問題が発生しました。
指先が乾いて名詞を繰り出しにくくなってきたのです。そういえば、最近、スーパーのレジ袋も開けづらいのです。ピタッとくっついた袋をくしゃくしゃっとして開くのが、指が滑ってクシャッとならない。
右手は、問題ないのです。装飾義手はシリコーングローブで抜群の食いつき。フックもグローブ被せているので問題ありませんが、以外にも左手が...

  指先に 老化のきざし からっ風

買い物帰りの北風が身にしみる12月です。

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2010年11月15日 (月)

机と滑り止めシート

足の話にちなんで、思い出話をひとつ。

すりや家の食卓は、大きめの座卓です。
その座卓には、勉強机に敷いてあるようなビニールのシートが掛けてあります。机は、怪我をして数ヵ月後、今の家に引っ越すときを狙って手に入れました。シートは、奥さんがホームセンターで購入してくれました。

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まだ、義手を見たことすらなかった頃、奥さんと「片手がない分、足を使っていろいろこなすんだろうね」と想像していました。
当時、仕事にも復帰しておらず、やらなくてはいけないこと自体があまりなく日常生活で困るような場面も少なかったのですが、食事のたびに、テーブルに置かれた茶碗が滑って食べにくい思いをしていました。
このちょっとした悩みを知り合いの作業療法士さんに相談したら、滑り止めマットを紹介してくださいました。ゴム製ランチョンマットといった雰囲気で、お茶碗が滑らなくなるので、
お箸でご飯をすくうのも困らないとのこと。100円ショップに一人用のものが売っていると聞き、入手して使い始めたら、とても便利に感じたことを覚えています。
加えて、当時、テーブルと椅子で食事していましたが、引越しの機会に床に座る生活にしようか、ということになりました。床に座る生活なら、脚も使いやすいだろうと思って。

この机で一年以上ご飯を食べたり字を書いたりしていますが、食器や紙が滑ってイライラするということはありません。特に不便を感じずに食事ができていることが、このシートのおかげだということすら忘れているような状態です。

大きな声では言えませんが、

ジャムのビンの蓋を開けるときなども何気なく足で瓶をはさんで開けているあたりは座卓ならではでしょう。

あまり目立たない地味な工夫ですが、毎日の食事をストレスなく楽しむために欠かせないアイテムです。すりや家の片手生活対策の第一号です。

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2010年6月30日 (水)

書きやすいペン

左手で字を書きはじめたころからボールペンを使っています。でも、かすれたり、ボールが引っかかったりして、どうもうまくいきまません。左手なので押して書くことが多いからでしょうか?
もともと、文房具好きだったこともあり、書きやすいペンをいろいろ探し始めました。

ボールペンには、知っているだけで3種類あります。

1.
油性ボールペン。
郵便局の貯金の紙を書く机などに置いてあるもので、一番よく見かけます。まだインクが残っているのに書けなくなることがあるのは、たいがいこれです。

2.水性ボールペン。
中学、高校の頃に愛用しました。サラサラとした書き味で、あまり力を入れなくとも書けるので気に入っていました。

3.ゲルインクボールペン。
最近良く見かけます。ボールペンコーナーで見る感じでは、油性と水性の間のような性質だそうです。


かなえたい条件は、筆圧が弱くても、押す方向にペン先を走らせても、かすれないこと、そして、キャップを取る必要がなく片手で操作できる「ノック式」であること。
ボールペンコーナーでノック式を見ていくと、油性かゲルインクに絞られます(水性は乾くとまずいのか、ほぼ全てキャップ式)。そして、かすれないということに対して、油性はイマイチな印象だったのでノック式のゲルインクがよさそう、ということになりました。

「ノック式」で「ゲルインク」というのも少ないのですが、見つけたのが、Pentelの「ENERGEL Liquid Gel Ink 0.7mm」(写真左側)。
弱い力で書いてもしっかりと太い線が書けるよう、ちょっと太め(0.7mm)の芯がセットされているものを選びました。かなり気に入ってまして、現在、7本目です。ちなみに、子供も書きやすいようで、机の上に放っておくと持っていかれてしまいます。

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右側は、Parkerという会社のペンで、これも貴重な「ノック式」かつ「ゲルインク」のペンです。
実は、知人から貰ってずっと使っていなかったのですが、ゲルインクの替え芯が使える、と教えていただいたので使い始め、半年ほど愛用しました。ところが、あるとき上着につけたまま洗濯してしまって…
それ以来、調子がおかしくなってしまい、引出しで休憩中です。今はPentel一本で頑張っています。

実際、ペンを変えると書きやすさは変わりますが、紙や机の状態なども大きく影響するので、慣れてきたと言っても、まだまだ神経質に紙の置き方など気にしています。
ノートの右側のページはちょっとフワフワしてて書きにくい、左手がしっかり置けるだけの場所が机の上にないと嫌だ、などなど。
立ったまま、右手(義手)に手帳をのせて、左手で書き付けるなんてことができるようになると一人前でしょうか。

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